ハッカ油を蜂対策として安全に使用するためには「濃度」のコントロールが命です。濃すぎれば蜂を刺激して逆効果になり薄すぎれば忌避効果が得られません。一般的に推奨されている蜂よけとしての黄金比率は「無水エタノール10mlに対してハッカ油20滴から30滴そして精製水90ml」のバランスです。このレシピで作ると全体に対するハッカ油の濃度はそれなりに高くなりますが蚊除けよりは少し強めというレベルに留まります。作り方の手順としてはまずスプレーボトルに無水エタノールを入れそこにハッカ油を垂らしてよく振り混ぜ合わせます。油と水は混ざらないため先にアルコールでハッカ油を溶かすこの工程が非常に重要です。その後に精製水を入れて再度よく振れば完成です。ここで注意したいのがボトルの材質です。ハッカ油に含まれるリモネンという成分はポリスチレン(PS)を溶かす性質があるため必ずポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)ガラス製のボトルを使用してください。誤ったボトルを使うと容器が溶けて中身が漏れ出し大惨事になります。そして使用する際は「自分にかける」のではなく「空間や物に吹きかける」ことを意識してください。肌に直接高濃度のハッカ油がつくとヒリヒリとした痛みを感じる場合があります。またこの手作りスプレーの効果持続時間は非常に短く揮発性が高いため15分から30分程度しか持ちません。効果を持続させるためにはこまめにスプレーし直す必要がありますがその都度周囲に蜂がいないことを確認してから行うのが鉄則です。蜂が近くにいる時にスプレーを補充するとその直後の強い香りで蜂を刺激してしまう恐れがあるからです。正しい濃度と正しい使い方を守ってこそハッカ油は自然派の虫除けとしての真価を発揮するのです。