アウトドアでハッカ油を使う際の注意点と蜂リスク
キャンプやハイキング登山などのアウトドアシーンではブヨや蚊の対策としてハッカ油スプレーを持参する人が多いですがこれが思わぬ蜂被害を招く原因になることがあります。山林はスズメバチのホームグラウンドであり彼らは常に餌を探してパトロールしています。人間が森に入る際汗の匂いやお弁当の匂いそして制汗スプレーやハッカ油の匂いを漂わせているとそれは彼らにとって強烈な興味の対象となります。特に注意すべきなのは「塗りたてのスプレー」です。体にハッカ油スプレーを吹き付けた直後は周囲に高濃度の匂いが拡散しています。この状態で蜂の巣の近くを通りかかると蜂は突然現れた「強烈な化学物質の発生源」に対して警戒心を抱き偵察行動に出ます。カチカチという威嚇音を鳴らしながら周囲を飛び回る蜂に対して人間がパニックになり手で払ったり走ったりすると攻撃のスイッチが入ります。アウトドアでハッカ油を使用する場合は移動中や休憩中にこまめに使うのではなく出発前や蜂がいない開けた場所で使用し森の中では極力匂いをさせない方が安全な場合もあります。またリュックや帽子などの装備品に事前にスプレーしておくのも一つの手ですが黒い服や帽子はスズメバチの攻撃対象になりやすいため服装の色選び(白っぽい服を着る)とセットで対策を行うことが不可欠です。さらに飲みかけのジュースや果物の皮も蜂を強烈に引き寄せるためゴミの管理を徹底しハッカ油だけに頼らない総合的な防御策を講じることが自然の中で安全に過ごすための知恵です。ハッカ油はあくまで補助的なアイテムであり山の主である蜂たちを完全に遠ざける結界ではないことを忘れてはいけません。