自然豊かな沖縄だからこそ発生するヤスデやムカデによる被害
沖縄の豊かな土壌と緑はヤスデやムカデといった多足類の楽園でもあります。特に梅雨時期や台風の後にはヤスデが大量発生し壁一面を埋め尽くすほどの数で家屋に押し寄せてくることがあります。ヤスデ自体に毒はありませんがその見た目の不快さと踏んだ時に発する強烈な悪臭は精神的なダメージを与えます。一方ムカデは強力な毒を持っており刺されると激痛と腫れを引き起こします。沖縄のオオムカデはサイズも大きく非常に危険です。彼らは湿った場所を好み石垣の隙間や落ち葉の下、植木鉢の裏などに潜んでいます。家屋への侵入はサッシの隙間や床下の通気口から行われます。対策としては家の周囲に粉剤(粒剤)タイプの殺虫剤を帯状に撒く「ライン防御」が有効です。これにより家を取り囲むように結界を作り侵入を阻止します。また庭の雑草をこまめに刈り取り隠れ場所をなくすことも重要です。室内に入ってきた場合は凍結スプレーなどで動きを止めてから処理するのが安全です。ムカデに刺された場合はアナフィラキシーショックを起こす可能性もあるためすぐに患部を冷やし医療機関を受診してください。沖縄の古民家や自然に近い住宅では寝ている間にムカデに這われるという恐怖体験も珍しくありません。蚊帳を使うベッドの脚に返しをつけるなどの物理的な防御策も有効です。自然と共存する沖縄ライフにおいてこれらの虫との遭遇は避けられない側面もありますが適切な環境整備と薬剤使用で被害を最小限に抑えることは可能です。